子宮がん検診と費用の助成

子宮がん検診は、女性に特有のがんである子宮がんを早期に発見するために大切なもので、おおむね2年に1回の割合で、定期的に受診したほうがよいとされています。特に、子宮の出口の部分にできる子宮頚がんは、性交渉の結果としてパートナーからある種のウイルスに感染したことが引き金になっているとされており、一般的に中年以降に発症しやすいとされる他のがんとは異なり、若い世代であったとしても十分に発症することがありますので、警戒をおこたるべきではありません。この子宮がん検診を受診するにあたっては、所定の検査料金が必要となりますが、すべてが自己負担というのではなく、場合によっては一定の助成が受けられることがありますので、もし利用できる条件にあてはまる場合には、積極的に利用することが勧められます。子宮がん検診のなかでも、子宮頚がんに限っては、その年度に20歳、25歳、30歳、35歳、40歳になった人に対して、自治体から無料クーポン券が送付されるサービスがありますので、これを使って受診するようにします。

また、会社などを通じて加入している健康保険組合でも、独自にがん検診を受診する場合の助成制度をもっていることがありますので、人事課などに照会をして、こうした制度があるかどうかを確認した上で受診するようにすれば、自己負担が少なくてすみます。こうした助成制度については、料金の一定の割合で区切っている場合と、定額で支給される場合とがあります。