今や治る病気と言われるがんですが、一方では日本人の死亡原因の第1位になっていて、その数は死亡総数の約3割を占めています。治る可能性の高いがんを見過ごさず、早期発見、早期治療につなげるために、がん検診はとても重要です。がん検診とは簡単に言うと、身体の中にがんがあるかどうかを調べる検査です。何も自覚症状がなく、健康に問題はないと思っている人も1年に1度は検査を受けると良いでしょう。
サラリーマンであれば、会社での健康診断に合わせて受ける機会があると思いますし、その他の人も自治体などから健康診断の案内を受けることがあると思いますので、そうした機会を積極的に利用してください。検査でがんが見つからなければひと安心。もしも、がんの可能性があると診断された場合は、再度、詳しい検査を受けて本当にそれががんであるのかどうかを確かめることになります。精密検査で、がんではないと分かれば問題ありませんが、ここでもがんと診断されたら、さらに専門的な詳しい検査を受け、症状に応じた治療を開始します。
がん検診で異常が見つかると、「がんではないか」と不安になってしまう人も多いと思いますが、実は、がん検診で異常が見つかった人の中で最終的にがんだと診断される人の数はあまり多くないのも事実です。早期のがんを見つけられるかもしれないチャンスだと考えて、恐れずに必ず精密検査を受けるようにしましょう。現代の医療では、早期のがんは決して怖い病気ではなくなっています。自分自身のためにも、家族や周囲の人のためにも、定期的ながん検診を受けて、健康に過ごせる人生を心がけましょう。
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