誰でも受けられるがん検診について

がん検診とは、様々ながんを対象とした検診です。胃や大腸、肺、子宮など、がんができる場所によって、特徴も変わってきます。がん検診の目的は、ただがんを見つけることだけではありません。検診の対象者となる人たちの、死亡率や羅患率を低下させる目的もあります。

がん検診によって、早期のがんを発見し、早めに治療を行うことで死亡率を減らすメリットもあります。また、子宮頸がんのように、がんになる前の異常な細胞をみつけることもあります。がん検診によって、他の病気を発見できることもあります。がん検診を受けたいと思っていても、わからないことも沢山あるでしょう。

職場や市区町村などの地方自治体で行っている対策型検診もありますし、人間ドックなどの医療機関での任意型検診もあります。対策型検診とは、市区町村が老人保健事業として行っている集団検診を指します。公共的な予防策として行われているため、公的な補助金が出るので、無料か少ない自己負担で受けることができるのです。気軽に誰でも受けることができるので便利です。

任意型検診とは、個人が自分の死亡リスクをさげるために行う検診を指します。健康保険組合から補助が出る場合もありますが、基本的に全額自己負担となることが多いものです。基本的な検診に、オプションで選ぶことができる検査の種類も医療機関によって異なりますが、豊富にあります。気になっている検査の種類があるのであれば、一緒に受けてしまうと良いでしょう。