人間ドックは30代以上の女性にも推奨されていて、女性特有の病気の早期発見に役立つことがわかっています。女性特有のがんとしては、乳がんと子宮がんの発症率が高いものとなっていますので、この両方を同時検査できるものとして、婦人科検診があります。乳がんは女性が発症するがんの種類の中で、最も確率が高いがんとなります。定期的に検診を受診することによって早期発見ができる病気ですので、発見ができれば7割以上が治癒すると言われています。
子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあって、いずれの病気の場合でも早期に治療することで完治が可能なものとなっています。人間ドックで行われている婦人科検診では、乳房触診やマンモグラフィー、乳腺エコー検査、経膣超音波検査、子宮頸部細胞診などがあります。人間ドックのオプションとして、骨密度検査を受けることも可能です。骨密度が低い方の場合には、将来的に骨粗しょう症を発症してしまうリスクが高くなります。
骨密度の測定はX線を使用したものと、超音波を使用したものがあって、どちらの検査の場合でも必要な時間は10分未満ですので痛みも感じることなく検査を受けることができます。日本人はカルシウム不足になりやすいですので、骨粗しょう症の予防のために骨密度検査を行っておくことは役立ちます。血圧脈波検査は、心電図や血圧を測定することによって血管の硬さを調べることができますので、動脈硬化の有無を判断できる検査となります。日本人が発症しやすい病気として、動脈硬化に起因する病気も多いですので人間ドックによって検査を受けておくことで、将来的な病気のリスクを軽減できます。
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